天空戦記シュラト
地味に、ここが私の腐女子暦の始まりだった気がします。
ハマったのは再放送ですが、それにしたって年がバレそうな古さですな。(苦笑)
まず、きっかけは井上和彦。
その頃、銀河英雄伝説に大ハマリしていた私は、何度もOVAを見るうちに、
「この、アッテンボローの声、良い!」と、今まで何気なく聞き流していた「声」に興味を抱いたのです。
で、声優という職業を意識するわけですね。
で、その旨を友人に話すと「今、井上さん、シュラトに出てるよ。」と。
すでに9話くらい放送されてましたが、声目当てなので、全然平気。(苦笑)
さて。
シュラトのストーリーは、いたって単純明解。
武術大会決勝戦で、親友と戦っていた主人公シュラトは、親友ガイと共に異世界に飛ばされて、否応無しに、その世界の事件に巻き込まれるわけですね。
1万年前の前世だとか、親友洗脳だとか、戦った後の敵は味方になるとか、お約束はてんこもり。(苦笑)
しょせんあかほりさと・・・いえ、なんでもありません。
お約束でも、小細工は効いているので飽きません。私はね。
しかもこれがまた、同人誌を出せといわんばかりのキャラとキャラ設定なんだ。
キャラゲーならぬ、キャラアニメだと私は信じて疑わないのだが、どうでしょう?
実際、恋愛パートは砂吐けるし、ストーリーは時々ご都合だし、アニメの絵柄が途中で崩壊するし(笑。作画が間に合わなかったらしい)で、人様には勧め難いアニメ。
しかぁし、一旦そのキャラにハマってしまえば、バカ萌えアニメになります。(笑)
私がいい例です。(爆)
私が愛して止まないのは、迦楼羅王レイガ。
井上さんだからというのも、もちろんポイント高いのですが、いいキャラなんだ。
金髪タレ目、グリーンアイ。女性のように線の細い美形で、技は華麗で優雅。
性格は極めて軽く、女言葉を好んで使う。
ま、一見は綺麗なおかまさんですな。
でも、これがまぁ、実は上司っていうか女神のヴィシュヌ様を敬愛して忠誠を捧げているわ、
練習嫌いでサボるけど、それは努力を見せたくないだけで、独りでこっそり訓練してるわ、
実は観察眼が鋭く、人を見る目も確かで、頭が良くて状況判断力に優れてるわ、女性の扱いにも慣れてるわ。
なおかつ、美味しい所取りの実力者で井上ヴォイスときたら・・・惚れるっしょ。
最初は普通(?)に「レイガ格好いいーーーー(はぁと)」だったのに、ああ、なにもかもアンソロジーが悪いのだよ。
それまでは、別にやおいを読もうがエロ本を読もうが特になんとも思わなかったのに、レイガが出てるその手の話だけは過剰反応。
きききき、綺麗なんですけどレイガさんっ??
いいいい、色っぽいんですけどレイガさんっ!?
しかも、どうやらその反応はレイガ受け話の方が大きくて。
今思い返せば、あれが「萌え」というやつだったのだなぁ。
初体験?(笑)
かくして、レイガを「そういう目」で見る環境が整い(苦笑) それはもう、それはもうっ!! というハマり方をしたのですよ。
こっから腐女子モード炸裂。しかもネタバレ。
どうやら初萌え(笑)から、総受け嗜好があったらしく、相手は誰でもいいらしい。ちゃんと理由があればね。
最初に読んだのはインドラxレイガ。インドラ様を敬愛してるだけに、変ってしまったインドラ様に迫られて拒みきれない(薬込み)レイガっつー図が色っぽいったら。
インドラからしたら、切れ者で実力者のレイガは手駒としておきたいでしょうし。
めっさめっさ萌えですよ。はい。
次がリョウマxレイガでした。
リョウマは私の脳内ではヒュウガとくっついてるので(笑) どうして? と思いきや、ちゃんと理由があって納得したり。
どっちかっていうと「慰め」という感じの、恋愛まで行かない関係で描いてる方が多かったですね。
レイガの辛い部分を一時的でも埋めるためのSEX。
切なくて綺麗でした。 いや、普通に(?)SEXフレンドっぽいのも楽しかったっすけど。(爆)
レイガxシュラトも多かった。
放って置けないんだろうなー。とかも思いますが、どうも私の中で、レイガが惚れてるのはあくまでヴィシュヌ様なので、ちょっぴり違和感。
でも読む。(笑。腐女子ってそんなもんだよね)
これだとレイガが本当に男前で、格好いいんだっ!!
けど、シュラトが求めてるのはガイなので、片思いなパターンも多く、そうすると切なくも美しいレイガが拝めて、これまた美味しいっていう。
クウヤxレイガなんてのもありましたなぁ。
EDイラストでセットだったし、実際戦ってるし、性格が真逆で対比し易いし。
惜しくらむはクウヤの外見が美形とか美丈夫とか、そういう形容が出来なかったという点。
萌え辛い。(苦笑)
で、私の脳内では、どうやら物凄いことになっていたらしく、先日発掘された過去の原稿を読んで大笑いしてしまいました。
原稿といっても、本を出した訳では無く、ホントに煩悩昇華のために書いたブツのようです。
ああ、私って昔から変ってない・・・。
そして、その内容が「またこのパターンかよ。」ってくらい私らしく。(苦笑)
ああ、私って昔からほんっとうに変ってない・・・。
ちなみにその原稿、タイトルが「墜天使」で、(もう、このタイトルからして笑うしか無い) アカラナータxレイガでした。(核爆)
あまりにパターン踏んだお約束で、いやもうどうしよう。(笑え)
レイガの白のソーマをアカラナータが黒のソーマで汚す話。
ああ、好きなんだなお前、このパターン。
ああ、知ってるさ。知ってるとも。知ってるからこそ繰り返すのだよ。(やけ)
ちらっと引用してみましょうか。話知ってる人しかわかんない固有名詞とか多いけど。
「八部衆も、墜ちたものだ。」
「殺せ、オレを。」
レイガが低くうめいた。
「死にたがってる奴を殺してもつまらん。」
アカラナータはしゃがみこみ、レイガのシャクティに手をあてた。微かにソーマを注ぐと、音も無くシャクティが外れる。
「トライローを殺ったのは、おまえと修羅王だったな。」
レイガの顎に指をかけ、アカラナータは軽く笑った。
「では、トライローの代わりを努めてもらおうか。」
アカラナータの目が、赤く光った。
この前部分は、寝つけないレイガが散歩しててアッカラナータ(笑)出てきて戦って、という前振りがあり、
この後部分はえっちがしっかり書いてあるあたり、やっぱ私って昔から書き方変らないんだ。(自嘲気味)
そういや続きも考えてたっけ。
本気でレイガを総受けにしようとしてました。
この後、結局アカラナータはリョウマに倒されてしまうわけで、その時に一応、アカラナータの残したレイガの中の黒のソーマも消えるのですが。
後々、破壊神シヴァが倒されてしまった後、黒のソーマの行き場所が無くて奔流なんかしてる頃、それらが、かつて黒のソーマに染まったレイガに押し寄せるっていう。
だってね、誰の心の中にも悪や黒の衝動ってあるわけで。
それを司る破壊神は、やっぱり必要な「神様」なんだよ。
いなきゃダメな存在なんだよ。
創造神ブラフマーの後継者がシュラトで、調和神ヴィシュヌの後継者がラクシュなら、破壊神シヴァの後継者はガイだろ? けど、ガイはシュラトの中だから、いないわけですよ。
じゃあ適任者はレイガじゃんっ! (と、その頃の私は確信に近い想いを抱いていた)
神様にまでならない、まだ黒のソーマにちょっぴり操られ気味な頃のレイガは、そりゃもう壮絶に綺麗で誘い受けだろうよ。いや、攻めかもしれんが。
最初はリョウマでぇ、次ヒュウガ? クウヤもダンもいっとく? 最後シュラトで正気に戻るとかさー(ウキウキ)
ま、そんなわけで(?)
萌え発祥の記念すべき、愛すべきアニメですわ(はぁと)
出来れば小説版で、ちゃんとアスラ神軍編も読みたかった。
確か出てない・・・いや、それとも出たのに揃えて無いのか?
記憶が無いあたり、アウト。(苦笑)
小説版のほうが、ストーリーに無理が無くて好きだったなぁ。
これにハマっていた頃は、普通にタントラを唱えることが出来ました。いや、今もか。(笑)
ナウマクサンマンダ・ボダナン・マカ・カルラ・ソワカ。とか、オンボダロシャニソワカ、とか。
インド系の神話にも、ついうっかり(?)詳しくなってしまったりとか。(これは忘れてる)
密教にも手を出してしまったりとか。(孔雀王も読んでたしなぁ)
今でも9つの印が結べて早九字が切れるなんて、自慢にも何もなりゃしません。
あと、大概の作品がそうなのですが、一旦ハマって、深く考えてしまうと、限りなく深い。
特に、主役級のシュラト、ガイにハマった方の描く話は、めっさ深い。
人の有り様、心の光と闇、人間の世界の在り方、平行世界、精神世界。
二人の候補者、別れた心、絆、補完。前世のしがらみ、定められた運命。
あ。なんだかキンハじみてきた気がする。(苦笑)
ソラがシュラトでリクがガイでカイリがラクシュか。・・・・・・・・まんまなんじゃ。(滝汗)
なんだ。好きだから繰り返すのは私だけじゃ無かったんだ。(をいをいをいをい)
ちなみに、このアニメから声優の名前を覚えるようになったし、少なくともこれに出てる男性声優は聞き分けが出来るように。
今見るとかなり美味しいキャスティング。関俊、子安、山寺、井上、堀内、鈴置、小杉、飛田、松本、若松、中田、ゲストでよければ小林、草尾、佐々木、西村。女性は林原、水谷、島本、土井、佐々木。
・・・苗字だけってのも何か。(苦笑)でも、フルネーム知らなかったり漢字わかんなかったりするんで。
色々な意味で〇久の原点っすね。(そうか?)