癒し系のワイアットxゲド
「・・・」
黙りこんでしまったゲドの頭にワイアットは手を置いた。
「本当にお前は不器用だよな。」
子供に対するように頭をなでるわけではない。
しかし、肩では無く頭だという辺りが、ほんの少し子供に対するようだと思う。
ワイアットの方が年下なのだが、こう長く生きていると結構そのへんはどうでもよくなるのかもしれない。
「たま〜に弱音を吐いたって、構わないと俺は思うが?」
落ち着いた、優しい声音。水の紋章が癒しの紋章と言われる訳が、ほんの少し解る気がする。
「・・・・・」
黙ったまま首を振ろうとしたが、上に載せられた手に柔らかに抑えられ、叶わなかった。
こーいう感じで。 いやもう、べったべたに甘やかして欲しいんですけどっ?(笑)