セックスフレンド的なワイアットxゲド
「打ち合わせじゃ無かったのか?」
突然寝台の上に押し倒されたにも関わらず、ゲドは冷静な声でワイアットに尋ねた。
ワイアットの部屋で今後の作戦を立てる、と聞いたのは昨日からで、実際近々大きな戦闘が起こりそうだったから、特に疑いもしてなかった。
「打ち合わせというより、準備だな。」
ワイアットは人の悪い笑みを浮かべた。
普段は優しげな笑みに隠されているが、この男の本性はそんな優しいもんじゃない。
人と違う運命を背負って、人より長く生きていれば、多少なりとも曲がるものだし、それを外に出さないだけの要領も身に付ける。
ゲドには何時までたっても出来ない芸当ではあるが。
「そんな、欲求不満で不機嫌そのものの指揮官に、進んで従う奴なんていないぜ。」
ワイアットは器用にゲドの服をはだけさせてゆく。
「何のことだ。」
「毎日毎日、何か言いたげな目であいつを見つめてれば、否応無く気づく。
お前は不器用な分、わかりやすいからな。」
「・・・」
ゲドはワイアットから顔を背けた。目を見られたら、全てを見透かされそうで怖かった。
「告げる気も無いのに、想いを殺すこともできず、どうせあっちだって溜め込んでるんだろ?
すっきりしちまえよ。」
ワイアットは目の前にあるゲドの首筋を舌でなぞった。
「・・・」
ゲドは何も言わない。答えない。反応しない。
ただ、ワイアットの残した唾液が、首筋で燭台の炎を反射する。
「全く・・・」
抵抗しなくなった身体に、ワイアットは手を伸ばした。
こういう感じで・・・って、書けるじゃん?(笑)
いやー、新発見。
この場合はあれだね、英雄は普通に無邪気でお子様で、ゲドとそういう関係では無くて。
ワイアットは悪で。
で、やっぱりゲドは受身なんだ。(爆)